採水地
大滝は、埼玉県の西端に位置し、東京都、山梨県、長野県、群馬県の1都3県に接し、面積は330.96平方キロメートルで、埼玉県のおよそ1割を占めています。大滝の97%は山林で、秩父多摩甲斐国立公園に指定されており、多くの自然が四季折々の景観を見せてくれます。大滝は、春から秋にかけてが絶好のシーズンで、登山、ハイキング、キャン プ、釣りなどのアウトドアやレクリエーションが楽しめます。
そして、秋風が木々の葉を揺らす頃には、山々は色とりどりに姿を変え、赤や黄金色に染まった渓谷は日々鮮やかさを増して、訪れる人々の心を楽しませてくれます。
また、大滝には古くから伝わる神社やお寺があり、奥秩父にそびえる三峯山には、日本武尊の伝説を秘めた三峯神社が祭られ、一年を通じて多くの参拝者が訪れます。
遠い昔の文化と歴史が今も息づき、普段では見られない大自然を満喫出来るのが奥秩父大滝です。
奥秩父大滝は、三国山・甲武信ヶ岳・雲取山などの2,000メートル級の12峰が連なる秩父連山が目前にそびえ、足下には荒川本流と支流の中津川、滝川、大洞川、大血川の渓谷が続きます。深い山々に覆われるここ大滝は、原生林が浄化する透明な空気と水の世界です。
その渓谷の一つ、大血川渓谷の支流、井戸沢の激しく切り立った山腹から湧き出るのが秩父源流水の水源で、井戸沢にはヤマメやイワナが生息し、天然のわさびなども自生する清き清流です。
秩父山系は、秩父古生層と言う隆起した地形になっており、石灰岩を始め、粘板岩、砂岩、礫岩、チャート等の地層から構成されています。
また、この一帯には広葉樹林が多く、冬、秩父山系に降り積もった雪は、春、雪解けと共に山肌にしみこみ、広葉樹林と石灰岩層によって浄化され、長い年月をかけて天然のミネラルを溶け込ませ、やがて滋養分のある清い湧き水となり、山腹から湧き出します。
この湧き水は、約三百数十年前から地元の人たちの生活用水として利用されてきました。山の厳しい労働に従事した人たちの中に長寿者が多かったと言う事は、人間の生命を養うのに最適な水であったと言っても、過言ではないでしょう。また、昔より地元の人たちの生活を潤してきた源であり、人々に欠かす事のない沢だった事は、井戸沢と言う名前の由来でもあります。
秩父源流水の水源は、秩父多摩甲斐国立公園の中に位置しており、厳しく周辺の自然環境が保護されており、地元の人々も足を踏み入れる事のない、大自然の中の湧き水を採水しているので、原水への環境汚染等の心配もありません。
奥秩父大滝の雄大な自然が育んだ清い湧き水を、安心・安全・おいしいミネラルウォーターにして、お客様のもとへお届け致します。